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通夜は遺族や近親者、親しい友人など故人とかかわりが深かった人たちが参列するもので、一般会葬者は告別式に出席するのが本来の形です。
しかし今では告別式に参列できない人が通夜に訪れることが多くなっており、どちらでも都合の良い方に参列しても差し支えなくなっています。
年代によって少しずつ移り変わっている、通夜や告別式のスタイルですが基本的なマナーはあまり変わりません。
本記事では弔事のときのマナーについてまとめてご紹介します。
香典のマナーと相場
香典は通夜か告別式に!行けない場合は弔意を伝える
香典を持参するのは通夜か告別式です。
どちらにも参列する場合は、通夜に持参するのが一般的です。
通夜にも葬儀にも参列できない場合は、弔電を打つ、代理人を立てる、手紙を書くなどの方法で弔意を伝えましょう。
表書きは宗教によっても異なりますが、「御霊前」ならどの宗教でも使えるので悩んだときは「御霊前」にしておくと良いでしょう。
新札は良くないとされていますが、今は新札のほうが失礼にあたらないという考え方もあります。
気になる人は新札に縦半分の折り目をつけるなどすると良いでしょう。
香典は周囲の人とのバランスも考える
結婚式では悩んだときには3万円包んでおけば大体OKでしたが、香典の場合はその人との関係性や参列者の年齢によっても変わってきます。
一般的な相場は下表のとおりですが、配偶者も出席する場合など状況によって調整します。
特に直系の親族の場合は、兄弟姉妹とのバランスも考慮したいところ。
事前に話し合うなどしておくとより良いでしょう。
ふくさは紫があれば慶弔両用なので安心
弔事で使うふくさは、結婚式などの慶事で使用するものとも異なります。
弔事にふさわしいふくさは、紺や深緑、グレーや紫などの寒色系が基本です。
紫は慶事と弔事の両方で使用することができるので、1枚用意するなら紫を選びましょう。
どうやって書く?金額の書き方
「これだけ押さえておけばOK!ご祝儀のマナーまとめ」でもご紹介していますが、こちらでもご紹介します。
香典に書く金額はご祝儀とのときと同じく、大字と言われる感じを用います。
元々は改ざんを防ぐために使っていたそうですが、最近では数字で30,000円と書く人も多く、こだわる人は少なくなってきています。
使う機会もあまりないので、こういうときには使いたいという方向けに大字の一覧をご紹介します。
たとえば30,000円を大字で書くときには参萬圓あるいは参萬円と書くことになります。
複数人で出すときはどうするの?
結婚して二人で出席するときなど複数人で出すときにはどうしたら良いでしょうか。
連名で書くときは3名まではフルネームで書きますが4名以上になったときには代表者を中央にして、左に「外一同」と書き表します。
その他の2名連名や3名連名のときには上下関係がある場合は、上位者を中央にして目下を左に書きます。
連名者が同格の場合は左右均等に書きます。
夫婦連名のときには夫を中央に書き、妻は名だけを夫の名の横に書くのが一般的です。
礼服を着ていけば問題なし
通夜やとりあえずの弔問は、喪服ではなく地味な平服で構わないとされています。
しかし、最近の傾向としては、喪服や略礼装(いわゆる礼服)の人が多くなっています。
夫婦で参列するときは互いの喪服の格を揃えるようにしましょう。
男性も女性もブラックのフォーマルが基本です。
男性の場合はネクタイは黒でタイピンはつけないというところに注意しましょう。
数珠は自分の宗派のものか略式数珠を用意
数珠は念珠ともいい、宗派によって長さなどが異なります。
一般的には男性用は珠が大きく、女性用は小さい珠となっています。
葬儀に持参するときは、自分の宗派のものか、宗派を問わずすべての宗派で使える略式数珠を使います。
基本的に仏教徒以外は持たなくても良いものですが、気になる方は宗派を問わない略式数珠を持つとよいでしょう。
お通夜、葬儀・告別式や法要に参列する際は、それぞれの数珠を用意して貸し借りはタブーとされます。
数珠は持っていく人が多いですが、必須ではありません。
そのため、迷うならば略式数珠を持っていったり、そもそも数珠を持っていかないのどちらかを選択すると良いでしょう。