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2017年5月30日の共同通信の記事で「男性育休取得率3.16%に上昇」という記事が出ていました。
一部を抜粋すると
厚生労働省が30日に発表した2016年度の雇用均等基本調査(速報版)によると、男性の育児休業取得率は前年度より0.51ポイント高い過去最高の3.16%、女性は0.3ポイント上昇し、81.8%だった。
と出ており、男性の育休取得率が微妙に増えていることを取り扱っています。
ちなみに今回の男性の育児休業取得率である3.16%は調査史上初の3%台です。
一方で、政府は「20年までに13%」を目標にしていますが、このまま進めたとしても到底達成が困難であることは想像に難くありません。同省の担当者は
「積極的に制度を周知する企業が増え、徐々に広まりつつある」
とコメントしているようですが個人的な感覚としてはもう高止まりするんじゃないかなと感じています。
出産休暇ですら取得しづらい
一方で、2017年6月16日のYahooニュースにこんな記事が出ています。
出産休暇取りたくても取れず夫3割 内閣府調査
取りたくても取れない-。妻の出産後、出産休暇を取得しようとしたものの取得できなかった夫が3割に上ることが、16日に公表された内閣府の調査で明らかになった。
(中略)
利用された制度は「配偶者出産休暇」(43・4%)が最も多く、次いで「年次有給休暇」(38・3%)。休暇を取得したいと思ったきっかけは、「日頃の配偶者との会話」(59・1%)が最多で、次いで「配偶者からのリクエスト」(35・3%)だった。
休暇を取得したくても取れなかった理由は、「業務が繁忙で休むことが難しかったから」(30・1%)が最も多く、「日頃から休暇を取りづらい職場だったから」(26・6%)が2番目だった。
要は男性も出産するときぐらい休みたいんですよ。
世の奥さん!旦那さんはちゃんと休む気はあるんです!
気になるのは休暇を取得できなかった理由です。
出産休暇ですらこんなに休みづらかったら育児休業を取るのはなおさら取りづらいですよね。
「業務が繁忙で休むことが難しかったから」
「日頃から休暇を取りづらい職場だったから」
休むには日頃からのコミュニケーションが物を言う
色々な職場があるのでこうすれば大丈夫だよ!という方法がないのが厄介ですよね。
私の職場も休む直前の月まで残業が3桁でしたが休むことができました。
私が出産日と育児休業をきっちり取得できたのは上司に早めに伝えるようにしたのがポイントだったかなと考えています。
私は育児休業を取得する予定であることを半年前から上司に伝えていました。
上司も調整の時間が必要
最初は私も上司に「育児休業で休むのは一週間ぐらいかな?」というイメージを持たれていました。
しかし私が早い段階で「数ヶ月単位で休む」ことを上司に相談したことで、上司もその上と相談を行ってくれたようでした。
冒頭の通り、社会全体で男性が育児休業を取得しているのは3%がいいとこです。
上司も育児休業を男性が取得したらどれぐらい休むつもりなのかは知らないと考えたほうが良いでしょう。
上司研修があるような会社でも実体験がないとピンと来てない感じがあります。
そのイメージのズレを修正しないまま休もうとすると
上司
という話になってしまいやすいかなと感じました。
予定していたメンバがいきなり数ヶ月動けなくなると管理する側としてもツライものです。
上司
という風にならない工夫をしたいですね。
休みづらい心理
また、私たち取得する側としても休みづらいなと感じる部分はあります。
こちらも以前、別記事で感じたことをまとめましたが大きな理由として
- 休んでいる間の収入がなくなる
- 会社で出世できなくなる
- 会社内が取れる雰囲気ではない
の3点が気になるポイントでしたので、やはり取得を検討する人は皆さん同じような悩みを抱えているのでしょう。
お金が保障されたとしても出世まで国は補償できません。
いくら違法だと言ってもやはり、休んだ人よりも休まない人のほうが
評価されるのでは?と考えるのは自然でしょう。
こればかりは会社、あるいは部署によって大きく変わってきそうです。
私自身もまだ経験していないので実体験として語ることができませんが、実際に1年育児休業を取得されたパパンダさんが育児休業を取得したことの総括をまとめられているので1つの例として参考にされてはいかがでしょうか。
今日のまとめ
1人目のときはまだ何とかなるかもしれませんが、2人目以降で上の子がまだ幼稚園にも行っていないようであれば、強制的に育児休業を取得するようにしたほうが良いぐらいだと感じています。
子ども2人の生活時間帯が違いすぎてワンオペでは到底対応しきれません。
実家が近いなど頼るすべがあればまだ良いのですが核家族ですとお母さんは本当に大変です。
会社は40年ですが、家族は一生です。
40年のうち1年ぐらいは家族のための時間をとっても許される社会になってほしいですね。