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万年筆って何故か心惹かれませんか?
私も今まで使ったことがありますが、ボールペンに比べると使い始めるまでに手間が多くなるので使うのが面倒だなと感じたことがあります。
というのも万年筆の場合
- キャップを外す
- 外したキャップをペン尻につける(あるいは机上に置く)
- 書き始める
という手番になるためボールペンと比べるとどうしても1アクション増えてしまいます。
また使わない期間が長くなってくるとインキが乾いてしまってメンテナンスが必要になるというのも負担に感じてしまう要因ですよね。
そんな不満を解消するアイテムが今回ご紹介するパイロットの「キャップレス」です。
初めてこれを知ったときには新しい・画期的な仕組みなのだろうと思っていたのですが、実は1963年から発売されているロングセラー製品です。
文字通り万年筆のキャップがない万年筆となっており、ボールペンのようにノック式でペン先が出てくる仕組みになっています。
「今までボールペンを使っていたけど万年筆を使ってみたい」と考えている人にピッタリな万年筆だと言えるでしょう。
商品情報
今回、購入したのはパイロットの万年筆「キャップレス マットブラック」です。
名前の通り黒が基調の万年筆です。
型番はFC–18SR-BM-(ペン種)となっており、今回買ったのはペン種がFの万年筆です。
ペン種はEF・F・M・Bの4種類があります。
もう少し太めの方が良いときはMがオススメです。
開封の儀
届いたので早速開封していきます。
まず、外箱はこのような銀色の箱に入ってきました。
箱をさらに空けてみると、このような黒い箱が現れます。
空けてみるとこのように万年筆や付属品が入っていました。
こちらが全部取り出してみたところです。
本体の他に説明書と品質保証書、それにカートリッジインキが入っていました。
準備と使用感
それでは早速使ってみましょう。
万年筆を使うにはインキをセットしなければなりません。
キャップレスには最初から黒のインキが付属しています。
そこで、このインキをセットしてみましょう。
まずは万年筆から中の筆記体(ペン軸)を取り出します。
両端を持って引っ張ると中パイプが抜けてきます。
購入した直後にはダミーのカートリッジインキが入っています。
ダミーのカートリッジインキを外して、付属していたカートリッジインキを付けます。
先ほど外した中パイプをセットして、筆記体を万年筆(主軸)にセットします。
セットするときは、筆記体の出っ張り部分と主軸の凹んでいる方が一致するように差し込みます。
外した方の軸をセットすれば、セットは完成です。
インクがペン先に浸透するまでしばらく時間がかかるので少し待ちます。
付属していたカートリッジインキで書いてみました。
特に可もなく不可もない普通の黒ですね。
普通の万年筆だとキャップを外して後ろにつけて、さあ書くぞ!となりますが、キャップレスは違います。
ボールペンのようにノックをするだけですぐ使えるようになるので書きたいときに書くということにストレスを感じません。
という人にうってつけの万年筆だと言えるでしょう。
ノック式だとペン先が乾いてしまって書けなくなるのではと懸念していましたが数日使わない状態でも全く問題なく書くことができます。
万年筆っぽい青みがかかった黒が好きな方は同じパイロットのカートリッジインキのブルーブラックなどがオススメです。
色々なインクを試してみる
カートリッジインキは付け替えるだけで使えるようになるので非常に便利です。
一方で、色は決まったものしかないので好きな色を探すという楽しさという面では物足りない麺があるのも事実です。
キャップレスの場合はCON-40というコンバータを使用することで自分の好きなインキを使用することができます。
私もコンバータとパイロットのインキ「ツキヨ」を購入してみました。
今日のまとめ
キャップレスは一般的な万年筆によくある「すぐに使えない」「インキが乾いてしまう」という弱点を克服しているかなり使いやすい万年筆です。
このような特性からも「今までボールペンを使っていたけど万年筆を使ってみたい」と考えている人にピッタリな万年筆だと言えます。
逆にメンテナンスの手間も含めて万年筆の楽しさと言えるようなコアなユーザからするとちょっと物足りないかもしれません。
万年筆デビューの最初の一本に試してみてはいかがでしょうか。