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就職活動を行い、内々定をもらうと「内定承諾書」の提出を求められることがあります。
行ってもいいかなと思える会社だけどもう少し就職活動もやっておきたい…という人にとってはこの内定承諾書は出してしまって良いものか悩んでしまうのではないでしょうか。
この内定承諾書、実際問題出してしまって大丈夫なんでしょうか?
ネットで調べると大丈夫って書いてあるけど…と気になっている方に私の実体験をお話します。
内定承諾書とは
「内定承諾書」のほとんどは、内々定をもらったのでこの会社に行きます。
という書面になっており、内定承諾書への署名・捺印を要求されることがあります。
そこには、「正当な理由がない限り、内定辞退はしない」などの文言があることもあります。
内定承諾書を提出後に辞退は可能なのか
結論から言うと問題ありません。
というよりも内定承諾書自体に法的拘束力がありません。
これは最高裁で、内定契約は「働き始める前までは企業・学生のどちら側からもキャンセルできる」という判例があることに起因しています。
なので特別な理由がなくても内定を辞退することは可能です。
逆に言うと2月とかであれば会社は内定取り消しが可能ということにもなります。
なぜ内定承諾書を書かせるのか
法的拘束力がないのに何故、内定承諾書を書かせるかというとシンプルに言えば内定辞退をしづらくするためです。
自分で意思表示をさせることで
「承諾書出しちゃったしな…」という気持ちになるので辞退しづらくなりますよね。
会社としても採用する何倍もの人数を面接して内々定を出したのですからそう簡単に辞退してもらうのは困るということでしょう。
内定辞退ってどうすれば良いの?
では実際に辞退するにはどうしたら良いでしょう。
法的には可能だと言ってもやはり迷惑をかける事になることには変わりありません。
他のことでも法律的には許されるけどそれはやっちゃいかんでしょ…というのはありますよね。
なのであくまでも「内定を出してもらって承諾したのに申し訳ない」というスタンスでいきましょう。
メールより電話論が優位
これまたネットで検索するとメールよりも電話が良いとの記事が多いです。
メールだと誠意が伝わりづらいという理由や、大学側のキャリアセンターに苦情が入ることもあるからなるべく申し訳ないという態度で穏便に済ませるべきだという理屈です。
しかし、学生側からすると、
会社はお祈りをメールでしてくるし内定承諾書だって郵送で送ってくるのに何で学生側が断るときは申し訳無さそうに電話しなきゃいけないのか。
会社と学生はまだ対等な関係なんだから会社と同じ方法で良いじゃないかと思いませんか?
あ、当時の私はそう考えていました。
社会人になったあとに考えるとやはりこれはなるべく電話の方が良いかな考えるようになりました。
仕方ないとは言っても会社側も断られたら上に報告しなきゃいけないとか追加採用を行うのかなど後処理が待っています。
「まあ、でも電話で謝ってきたしな…」と落とし所を用意するのは断る側の気遣いではないでしょうか。
とは言っても電話だと脅されそうというときは第三者の意見を
ネットで検索すると損害賠償を請求するだの色々言われることがあるという話を聞くと電話をかけるのは気が引けるというのはわかります。
メールは望ましくはないですが完全なNGではないので業界的にとか会社的に脅されるかも…(面接で圧迫された)とかであれば事前に大学のキャリアセンターに相談し、第三者の意見を反映した形であれば、メールでの対応を検討するのも一つの手でしょう。
最終的にどうしたか
私は最終的には午前中にメールを送り、午後イチに電話をしました。
いきなり電話で突っ込むよりもメールでジャブを打っておいた先方にも心の準備をしてもらおうと考えました。
ちなみに午後イチに電話をしたのはお昼ごはんを食べた後だと満腹感や気分がまだ仕事モードに入りきっていない場合があるだろうと怒りの感情になりづらい時間帯を狙いました。
今日のまとめ
自分が行きたい会社に行くには学生側も断らなければいけない状況になることもあるでしょう。
でもその会社は就職した会社の取引先ということもあります。
お断りするときも気遣いを忘れないようにしましょう。
ちなみに私は内定辞退の連絡をした後、会社に呼び出されました。