電力自由化で新電力会社に移行してから3ヶ月が経ちました。
私は昨年の7月に今の住居に引っ越したため、電気料金の比較がやっとできるように
なったので去年と今年の8月分電気料金を比較することで電力自由化の効果を検証します。
去年の電気料金
去年の電気料金です。30日間の使用で331kwhを使用しており、電気料金は8993円です。
新生児がいたのでエアコンを使う時間が長かったです。この年で一番電気を使っています。
今年の電気料金
今年の電気料金です。31日間で281kwhを使用し、6528円でした。
電力自由化で安くなった!?
去年は8993円で今年は6528円。電気料金が今年の方が安い!となるのはまだ早いです。
なぜなら使用した電力量が違うからです。去年が331kwhで今年が281kwh。
使用量の違いが明らかです。
もし、今年331kwh使ったらどうなっていたのでしょうか。
電力使用量に依存しない料金部分(ガス併用割引額、燃料費調整額、再エネ賦課金)を
そのままとして試算すると7816円となり、1177円安くなりました。
今度こそ、電力自由化で電気料金が安くなっていたと言えそうです!
電気料金の違い
では電気料金の違いはどこにあるのでしょうか。
それは基本料金と3段階の電力使用量の違いから出てきます。
基本料金は単純な契約したアンペア数で課金される料金、
X段階料金は電力の使用量に応じた課金です。
段階料金は
1段階目:0~120Kwh
2段階目:121~300kwh
3段階目:301kwh~
となっており、各段階の料金は電力会社ごとに異なっています。
我家の場合は下の表のとおりです。
旧電力会社 | 新電力会社 | |
基本料金 | 842円40銭 | 842円40銭 |
1段階料金 | 19円52銭 | 23円60銭 |
2段階料金 | 26円00銭 | 23円70銭 |
3段階料金 | 30円02銭 | 27円00銭 |
見比べればわかる通り、旧電力会社は1段階目がずば抜けて低い代わりに
2段階、3段階で急激に料金があがります。
一方、新電力会社は1段階目は1kwhあたり4円ほど高いものの
2段階、3段階ともに緩やかに値上がりしています。
この差が電気料金の差として現れてくることになります。
どこの電力会社がお得なのか
純粋に電気料金だけを見る場合、毎月どのぐらいの電気を使うかによって
お得な電力会社が変わってきます。今回の例では電力が200kwhぐらいで
収まっているご家庭は旧の方がやすいかもしれません。
(損益分岐点を計算した方がいたら教えて下さい。)
普段どれぐらい使っているか使用量を点検するのが良いでしょう。電気料金については
各電力会社でシミュレーションが出来ます。ただし、シミュレーションは1ヶ月分だけ
を入力して他の月は想定で金額を計算します。なのでどこかで都合の良い数字が使われて
いるかもしれません。
まずは最大で使っている月(おそらく8月)と最小の月の2パターンを入力してみて
どうなるか計算してみると良いのではないでしょうか。
おまけ
新電力料金を331kwhで計算した時の計算です。
基本料金:842.4円
1段階料金:23.6(円)*120(kwh)=2832.0円
2段階料金:23.7(円)*180(kwh)=4266.0円
3段階料金:27.0(円)*31(kwh)=837.0円
電気料金(小計)=8777.4円
電気料金(合計)=8777.4-281(ガス併用割引)-1312.27(燃料費調整額)+632(再エネ賦課金)=7816円(小数点切り捨て)